薬剤師には、色々な職場で働くことができる専門職であります。その中で国立病院で勤務している方もいますが、そこで勤務している給料は民間の病院と比較した時どうなのかと言いますと、かつては民間の病院よりも年収が低いと言われてましたが、現在は民間の病院とそれほど大した差がなくなってきています。現在の国立病院の薬剤師の給料は国家二種に準じていて、国家公務員薬剤師の医療職俸給表(二)できちんと定められています。
初任給は、20万円程度となっていることから一見少ないかと考えられがちですが、国家公務員は勤続年数が長くなればなるほど確実に昇給していきますので、ある程度勤続年数があると民間病院とそれほど年収に差がなくなってきます。民間の病院では初任給こそ高めですが、昇給が見込めません。ですから、定年まで勤めるならば、民間の病院でも国立病院でもあまり差がなくなっていると言えます。
ただ民間の病院では転勤はそうそうないですが、国家公務員である国立の病院では転勤は多いです。そこは、国家公務員という特性上致し方ありません。